空に咲く花とキミを
「じゃあ2人はここに座って。少し待っててくれるかな、書類を持ってくるから」
パーテーションで仕切られた中の一つに案内されると、そこには机と椅子が置いてあった。
直くんと隣り合わせに座って間もなく、事務員さんがアイスコーヒーを出してくれた。
ガムシロップとクリームを入れストローで混ぜると、カラカラと氷の音がして、少し緊張がほぐれた気がした。
知らない土地に知らない人、初めて来たこれからお世話になる会社の事務所ーーー隣に座っている直くんが、今のあたしには頼もしく思えた。
チラリと直くんを見たら、さすがと言っていいのか…とても堂々としていて自信があるといった感じだった。
あたし的には、もう少し控えめであってほしいのだけど、直くんは自分を良く見せたがる人だから。
「なんだ?」
直くんをチラリどころか見続けていたあたし、すぐに直くんから突っ込みが入った。
「う…ううん、何でもない。少し緊張しちゃって…」
「華、子供だなオマエは」
そう言うと、直くんは鼻をフンっと鳴らした。
パーテーションで仕切られた中の一つに案内されると、そこには机と椅子が置いてあった。
直くんと隣り合わせに座って間もなく、事務員さんがアイスコーヒーを出してくれた。
ガムシロップとクリームを入れストローで混ぜると、カラカラと氷の音がして、少し緊張がほぐれた気がした。
知らない土地に知らない人、初めて来たこれからお世話になる会社の事務所ーーー隣に座っている直くんが、今のあたしには頼もしく思えた。
チラリと直くんを見たら、さすがと言っていいのか…とても堂々としていて自信があるといった感じだった。
あたし的には、もう少し控えめであってほしいのだけど、直くんは自分を良く見せたがる人だから。
「なんだ?」
直くんをチラリどころか見続けていたあたし、すぐに直くんから突っ込みが入った。
「う…ううん、何でもない。少し緊張しちゃって…」
「華、子供だなオマエは」
そう言うと、直くんは鼻をフンっと鳴らした。