誰にも言えない秘密の結婚
「だから最初は同情だった……でもね、明と一緒に過ごす時間が多くなって……明のことが、だんだん愛おしくなって……ミナと同じくらい大切な存在で……」
「拓海さん、私……拓海さんと結婚するまで、男性とお付き合いしたことが、なくて……」
「うん」
「だから、その……そんなこと言われたら……私……勘違い、しちゃいます……」
「勘違いていいよ」
拓海さんはそう言って笑顔を見せた。
「プロポーズした時に言ったよね?結婚から始まる恋愛もあっていいんじゃない?って」
私はコクンと頷いた。
「俺は、結婚して明に恋してるよ?」
私の目から涙が溢れてきた。
ポタポタと流れ落ちる涙を拭っても拭っても溢れてくる。
顔を覆って泣く私に、拓海さんは頭を優しく撫でてきた。
そして……。
私の腕を引っ張り、身体をギュッと抱きしめる。