誰にも言えない秘密の結婚



サービスエリアに着いた。


カフェやコンビニ、ファストフード店が隣接された大きなサービスエリア。


トラックや観光バスが何台も停まってる。


車を駐車場に停めて、車から降りた。


車から降りた途端に熱い空気が身体を包む。



「暑いね」


「は、いや、うん……」


「可愛い」



拓海さんはそう言ってクスクス笑うと、私の手をギュッと握った。



「行こうか?」


「うん」


「トイレは?」


「行っときま、じゃなくて、行っとく」


「俺も行こうかな」



サービスエリアの建物の横にあるトイレの前で拓海さんと別れた。


敬語を使わないのって、難しいな。




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