誰にも言えない秘密の結婚



シャワーを浴びて、部屋に行く。



「俺も浴びて来ようかな」


「うん……」



私と入れ替わるように拓海さんがお風呂場に行った。


タオルで髪を拭きながら、窓の側に行く。



「うわぁ!きれー!」



ホテルの部屋の窓の外から見える夜景。


誰もいないので、あまりに綺麗な夜景に、そんな言葉が思わず口から飛び出した。


ベタな感想だけど、宝石箱をひっくり返したような夜景。


ずっと見ていても飽きない。


少し出窓になっている部分に手を付いて、夜景を見ていた。



「明?」



突然、後ろから声をかけられて肩がビクンと揺れる。





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