誰にも言えない秘密の結婚




「明は、俺のこと、好き?」


「好き……」


「ねぇ、明?」


「ん?」


「俺の前からいなくならないで?」


「ならないよ」



どうしてそんなこと聞くの?



「本当?」


「本当だよ」


「俺さ、怖いんだ……」


「えっ?どうして?」


「幸せ過ぎて……いつかこの幸せがなくなるんじゃないかって……ある日、突然、明が俺の前からいなくなるんじゃないかって……」



それはミナちゃんのことがあったから?


だからそう思うの?



「私はどこにも行かないよ?拓海さんの前からいなくなったりしない。ずっと一緒だよ……約束……」



私は自分の小指を出した。


それに拓海さんが小指を絡めてくる。




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