誰にも言えない秘密の結婚



昨日したキスよりも、もっともっと長くて深いキス……。


息が出来なくて、クラクラする。


でもフワフワして気持ちいい。


キスって、こんなに気持ちいいもんなんだと思わせる。


拓海さんの支えがなかったら倒れそうになるくらい。


静かな部屋にお互いの息遣いと舌を絡ませる音だけが響く。


拓海さんが唇を離した。


やっぱり恥ずかしくて、拓海さんの顔が見えず、私は拓海さんの胸に顔を埋めた。



「明?…………いい?」



拓海さんの言葉の意味。


それがわかった時、私の胸は激しく鳴り、下腹がキュンと疼いた。



「ん……」



コクンと頷くと、身体が急にフワリと宙に浮く。


私の身体を抱き上げ、優しく微笑む拓海さんの顔が見えた。




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