誰にも言えない秘密の結婚
拓海さんに抱かれたあと、涙が止まらなかった。
「明?何で泣くの?」
ベッドの上。
拓海さんは私の身体を包み込み、お互い向き合っていた。
拓海さんはそう言って、私の頬にそっと触れ、指で涙を拭う。
「俺、初めてだったから……あまり上手くなくて……その……痛い思いをさせちゃったね、ゴメンね……」
拓海さんの言葉に首を左右に振る。
「ち、違うの……嬉しくて……だから……」
「ホントに?」
「うん……」
「ありがとう。そう言ってもらえて嬉しいよ。俺も明と、ひとつになれて嬉しかった」
拓海さんはそう言って、私のおでこに軽くキスをしてきたあと、頭を優しく撫でてくれた。