誰にも言えない秘密の結婚




部屋に入り、拓海さんに言われるままにトイレに入って検査薬を使ってみた。


しばらく待ってると……。



「嘘……」



検査薬に妊娠を表す陽性反応が出た。


あまりの衝撃で足元がフラつき、トイレのドアに背中をぶつけた。



「明?どした?大丈夫?」



トイレの外で、慌てたような拓海さんの声が聞こえ、私は放心状態のままトイレのドアを開けて、検査薬を拓海さんに渡した。



「えっ?これって……」



検査薬を握りしめたまま、呟くようにそう言った拓海さん。


私はコクリと頷くと、拓海さんの目が大きくなっていく。


そして、私の身体をギュッと抱きしめると、そのまま抱き上げた。


笑顔の拓海さんは私を抱き上げたまま、キスしてくる。



「拓海さん、下ろして?」


「あ、ゴ、ゴメン……嬉しくて、つい……。って、早く横にならなきゃね」



拓海さんはそう言うと、私をお姫様抱っこして寝室に連れて行き、ベッドに下ろした。




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