誰にも言えない秘密の結婚
拓海さんがベッド脇に膝まつく。
そして、私のお腹の上に優しく手を乗せた。
「ここに、俺たちの赤ちゃんがいるんだね」
「うん」
拓海さんの手に自分の手を重ねる。
「俺、パパになるのかぁ……なんか、信じられないよ……」
「私もだよ?まさか自分が結婚して、妊娠するなんて思ってなかった……」
「これから、もっともっと頑張らないとな」
「ほどほどにね」
拓海さんが私の上に手を重ね、ギュッと握ってくる。
「明は、男の子と女の子、どっちがいい?」
「うーん……どっちだろ……元気に生まれてくれたら、どっちでもいいかな?」
「俺もだよ」
拓海さんはそう言って、少し照れたように笑った。