誰にも言えない秘密の結婚



いきなりで一瞬の出来事。


お腹を庇う余裕なんなく……。



「明!」


「明ちゃん!」



拓海さんと社長が駆け寄ってくる。


お腹が痛い。


冷や汗がタラタラ流れてくる。



「有本!お前!」



拓海さんが立ち上がり、声を荒げる。


有本さんが今どんな様子なのか全く見えない。



「自分が何をしたのかわかってんのか!」


「明ちゃん、大丈夫か?救急車、呼ぶからな」



社長がそう言ってくれたけど、声が出せない。



「いや、救急車を待つより俺が連れて行った方が早い」


「そ、そうだな。拓海、頼むよ。後から俺も行くから」



社長と拓海さんの会話。


そこまで覚えていたけど、私の記憶はそこで途絶えた……。




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