誰にも言えない秘密の結婚
拓海さんに連れられて来たのは、ホテルの部屋。
「えっ?な、何で?えっ?」
しかもスイートルーム?って言うのかな?
大きなベッドと広いリビング。
大きな窓からは街が見下ろせ、夜になると夜景が綺麗なんだろうなぁ……。
「実は、予約してたんだ」
「えっ?ど、どういうこと?」
「結婚式の帰りに、明と2人で過ごしたいなぁと思ってね」
「えっ?じゃあ、最初から夏を実家に預けて泊まる予定だったの?」
「そういうこと。事前に明の実家にも俺から電話してたんだけどね」
拓海さんはそう言ってクスッと笑う。
じゃあ、知らなかったのは私だけ?
お父さんもお母さんも知ってたってこと?
騙された……。