誰にも言えない秘密の結婚



拓海さんに連れられて来たのは、ホテルの部屋。



「えっ?な、何で?えっ?」



しかもスイートルーム?って言うのかな?


大きなベッドと広いリビング。


大きな窓からは街が見下ろせ、夜になると夜景が綺麗なんだろうなぁ……。



「実は、予約してたんだ」


「えっ?ど、どういうこと?」


「結婚式の帰りに、明と2人で過ごしたいなぁと思ってね」


「えっ?じゃあ、最初から夏を実家に預けて泊まる予定だったの?」


「そういうこと。事前に明の実家にも俺から電話してたんだけどね」



拓海さんはそう言ってクスッと笑う。


じゃあ、知らなかったのは私だけ?


お父さんもお母さんも知ってたってこと?


騙された……。




< 294 / 302 >

この作品をシェア

pagetop