朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
「さあ、ルーシアが待ってる」
背中を押され、ドアのところまで誘導される。明らかに私を追い出そうとしてるわね。面倒臭い話をしたくないから。
ふん、いいわよ。私だってエドガーと四六時中一緒にいたいわけじゃ、決してないんだから。
大きな取っ手に手をかけて扉を開けようとすると、エドガーが後ろから押してくれた。そして、耳元でそっと囁く。
「ありがとう、ミリィ」
え……。
聞き間違いかと思って振り返る。けれど私が部屋の外に出た瞬間、エドガーはこちらを見ずにドアを閉めてしまった。
何がありがとうなんだろう? よくわからないけど、嫌な響きはしなかった。そんな気がした。