朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
「……こんなところで何をしている」
エドガーが、待ち伏せしていたように腕組みをして壁際に立っていたから。
どうして? いつからここにいたの?
「何も……」
偶然通りかかっただけかもしれない。また作り笑顔でやり過ごそうとすると、背後でどんどんと扉が叩かれる音がした。ラッセルだ。
「おい、閉じ込めないでくれよ」
もう、どうして静かにしていてくれないの。なにもやましいことはないのに、泣きそうになる。二人きりで秘密の話をしていたなんて思われたくないのに。
「どけ」
エドガーは私に命じる。それでも動かないでいると、つかつかと歩み寄ってきた。肩を抱くようにして私をどかし、片手でドアを開けてしまう。
「おわっと……やあ、兄上」
突然現れたエドガーに驚き、笑顔がひきつるラッセル。
「俺の婚約者と二人で何をしていた」
鋭い視線でラッセルをにらむエドガー。その言葉には非難の色が現れていた。
「お姫様に元気がなかったから、話を聞いていただけだよ。そうにらまないで」
私より数倍うまくごまかしてくれるラッセル。しかしエドガーを包むピリピリとした空気は柔らかくならない。
「それはお前の役割じゃない。今後一切、ミリィと二人きりで会わないでもらおう」
「今夜のようにお姫様の方から誘ってきても?」