朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
こいつ……! なんでそんなこと言うの。たしかに私がラッセルをここに連れ込んだのは間違いないけど。
「たとえそうでも、俺は許さない」
エドガーはそう吐き捨てると、私の手首をつかんで図書室から離れていく。ずんずんと進む足の速さについていけず、まるで引きずられるようになる。
「エドガー、痛い。離して」
お願いしても、彼はなかなか手を離してくれない。その代りに足を止めた。建物と建物を繋ぐ渡り廊下で、頭上に浮かぶ月の光が美しい金髪を照らす。
「どうして俺の命令を守らない」
責めるような口調のエドガー。目が吊り上がり、ブルーの瞳が青い炎のように見えた。
「たまたま会っただけよ。私はただ、シャンデリア事件にラッセルが関係してないか確かめようとして……」
「その件は詮索しないように言ったはずだ。俺は犯人捜しをするつもりはない」
そりゃあ、知っている人が犯人だったらショックだけど。そうやって裏切られることを恐れていちゃ、あなたの危険が減らないじゃない。けどもちろん、私にそんな反論をする権利はない。
「どうして俺には話さず、あいつには言うんだ」
「えっ?」
突然呟くように小さくなったエドガーの言葉を聞き返す。