朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
「俺だって、お前が落ち込んでいるのは気づいていた。俺には下手な作り笑顔で返して、ラッセルには素直に相談するわけか」
もしかしてエドガー、ラッセルが『話を聞いていた』と言ったのを真に受けたの?
「してないわ。シャンデリアの話しかしてない。私、本当に大丈夫よ」
なんとか笑おうとすると、両頬を伸ばすようにぎゅっとつかまれた。
「無理に笑うな」
い、痛い痛い。じわりと涙がにじむ。するとエドガーは手を離し、ぎゅっと私を抱きしめた。突然のことに、言葉を失う。
「俺にできることはないのか」
「陛下……」
「俺がお前のためにしてやれることは、死ぬことくらいしかないのか」
寂し気な声に、胸がギュッと痛んだ。
「そんなことない」
あなたが死んで喜ぶのは私じゃない。お母様やお兄様なの。私は、あなたを……。
「……悪い。どうかしてるな」
エドガーは何かを振り切るように私から体を離し、頭をふるふると横に振った。
「今夜はもう休め。また明日」
「エドガー……」
月明かりの下から暗い廊下へ、エドガーは先に姿を消してしまった。
ねえ、エドガー。あなたを失いたくないの。でも、お母様の願いも叶えてあげたい。
私はどうすればいいの……?