朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
「ウソなんてつきませんよ……」
「あああごめんね、そうよね、うん。そうじゃないかって思ってた」
傷ついたようなセンテムの声に慌てて答えるけど、それに対して答えはなかった。
「陛下は昔からとても美しい少年でしたよ。産まれた時から光り輝いているようで、国の期待を一身に背負っていました」
低い声でゆっくりと、エドガーのことを語りだす。
小さい頃のエドガーか。そりゃあ可愛かっただろうなあ。常に鼻を垂れたままお兄様たちと泥んこになって遊んでいた私より、よっぽど綺麗な子供だっただろう。
「お母様は若くして亡くなったって聞いたけど」
「ええ、そうなんです。陛下が五歳の時に病でお亡くなりに。その後前国王は新しいお妃さまを迎えられました」
「新しい……ってことはもしかして、ラッセルのお母様はその人? 二人は腹違いの兄弟ってこと?」
「はい」
センテムは短い返事で答えた。
「その人はいま……」
「お亡くなりになりました。戦争中に病で」
二人とも病で亡くなっているんだ。そうよね、そのお妃さまが生きていたらその方が女王になっているか、実子のラッセルが王になっている可能性が高いだろう。誰だって自分の子を国王にしたいはず。