朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
報復だなんて。あなたも私と同じように、報復のために生きているというの。そんな寂しいこと言わないで。
「いいえ、帰らないわ」
エドガーの手を握る力を強めた。
「実は私、ものすごく強力な毒を持っているのよ。おそらくあなたがまだ耐性を身に付けていない、新種の毒を」
「新種の?」
「その瓶をあなたの前で開ければ、一緒に死ねたのよ。私はいつだってそれができた。でも、しなかったの。お母様があなたの死を何よりも願っているとしても。何故だかわかる?」
エドガーは眉をひそめ、少し考える様子を見せた。けれど結局首を横に振る。
「私が、あなたを好きになっちゃったからよ」
顔が熱い。手が、胸が、体中が熱い。エドガーはまた目を丸くした。
「あなたを愛してしまったの」
口に出した言葉に違和感はなかった。
「ねえ、見てエドガー。私、ちゃんとフェロミアを採ってきたのよ。自分で崖を降りたわ。あなたの治世の繁栄を願って。ちゃんと、あなたの妻になるために」
片手でフェロミアの入った箱を指さす。あの花を見た時、気づいたの。自分の素直な気持ちに。
「裏切り者だって言われて、石を投げられたって構わない。あなたが好きよ、エドガー。私、あなたのそばにいたいの。お願いだから、故郷に帰れなんて言わないで……!」