朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令


くすくすと笑うエドガーは、はっと何かに気づいた顔をした。


「そうだ。ルーシア、今夜の準備は?」

「今夜?」


今夜何があるっていうの。


「ドレスの準備は済んでおります」

「そうか。作法のことなども頼んだ」

「はっ」

「じゃあ、また夕方に」


ドレス? 作法? もしかしてまたあの朝食会みたいなものがあるのかしら。

そうだったら嫌だなあ。大勢の前に出るのって緊張するのよね。私、生まれつきの王族なのにそうじゃないみたい。


「ねえ、今夜何があるの?」


エドガーの姿が見えなくなってからルーシアの腕をつつく。


「今夜、戦後初の舞踏会が宮殿で催されるのです」

「舞踏会?」


聞いてないんだけど。


「本当は結婚の儀の翌日に催されるはずだったのですけど、王女様の病で結婚の儀式のみが延期になりまして」


舞踏会の予定はそのまま残ったのね。


「戦争が終わってから初めての舞踏会になります。国中から貴族や大臣、僧侶が集まり、それは大きな宴となるでしょう」

「ええ……」



< 90 / 230 >

この作品をシェア

pagetop