朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
くすくすと笑うエドガーは、はっと何かに気づいた顔をした。
「そうだ。ルーシア、今夜の準備は?」
「今夜?」
今夜何があるっていうの。
「ドレスの準備は済んでおります」
「そうか。作法のことなども頼んだ」
「はっ」
「じゃあ、また夕方に」
ドレス? 作法? もしかしてまたあの朝食会みたいなものがあるのかしら。
そうだったら嫌だなあ。大勢の前に出るのって緊張するのよね。私、生まれつきの王族なのにそうじゃないみたい。
「ねえ、今夜何があるの?」
エドガーの姿が見えなくなってからルーシアの腕をつつく。
「今夜、戦後初の舞踏会が宮殿で催されるのです」
「舞踏会?」
聞いてないんだけど。
「本当は結婚の儀の翌日に催されるはずだったのですけど、王女様の病で結婚の儀式のみが延期になりまして」
舞踏会の予定はそのまま残ったのね。
「戦争が終わってから初めての舞踏会になります。国中から貴族や大臣、僧侶が集まり、それは大きな宴となるでしょう」
「ええ……」