朝から晩まで!?国王陛下の甘い束縛命令
濃いピンクのドレスに、赤く大きなリボンが付いている。フリルをふんだんにあしらったドレスは全体的に大きく膨らんでいる。けれど腰も腕もほっそりとしていた。首や腕には大ぶりのアクセサリーが。
ブラウンの髪を巻いてハーフアップにした彼女は、こちらをにらむように見つめていた。
なんだろう。綺麗だけど、怖い顔のひと……。歳はきっと同じくらいだろう。編んだ髪をひとまとめにし、ビーズ刺繍がされたブルーのドレスを着た私より、目立ってるかも。
アクセサリーも華奢なものを付けてきた私は、ちょっと恥ずかしくなってきた。私、王女って肩書きがなければ、こんなに話しかけてもらえなかったかも。存在すら気づかれなかったりして……。
「ミリィ、そろそろ席へ」
「はい」
エドガーに言われ、女性たちに失礼して奥の席へ向かう。私がいなくなった途端、女性たちの何人かがピンクのドレスの女性の元へ近づいていった。
親し気に話しかける女性たちと逆に、彼女は固い表情で相槌を打っていた。何を話しているのかはわからなかったけど、ちらちらと私を見る彼女の目に、好意らしきものは見つけられない。大したことないじゃんとか言われてるのかもな……。