未知の世界5
「チュッ」
『えっ?』
振り向こうと思ったら、今度は肩を押さえられ、さらに幸治さんの唇が私の背中に。
『あっ……。』
気づくとズボンまでもがどこかへ。
背中から、下へ下へと移動していく。
『んっ!』
私の全てに唇が強く当たる。
それ以上はと抵抗してみるけど、効果はなく、さらにヒートアップしていく。
私の背中に痛みが走らないように、優しく、でも熱く。
気づくと私たちは一緒になり、しばらくするとフィニッシュを迎えていた。
お腹の中は、幸治さんのものでいっぱいとなり、少し重く感じる。
心臓の手術後、胸元の傷が気になって、たまにしかなかったスキンシップ。
久しぶり過ぎて、燃え尽きるほどの濃いものだった。
と、余韻に浸っていたのは私だけで……。
少しすると、再び始まる。
幸治さんは止まる様子がない。
年齢の割に見た目も肉体も相当若い。
これだけ体力がないと、医者は務まらないのかな。
二度目を終える頃には、私は息切れしていた。
「チュ……。
気持ち良かった。」
最後は私の服を着せてくれて終わる。
「かな…、体力なさすぎ。」
良いムードから、一気に現実に引き戻された。
「こんなことなら毎日体力つけるために、頑張んなきゃな。」
冗談のような、でもきっと本気のセリフを幸治さんは言い残して寝室を出ていった。