未知の世界5
〜またあのベッドに横になってる。
ゴッ
鈍い音と共に激痛が全身を走る。
何度叩かれてるのだろう。お腹が痛い……。
股から何かが流れていく。
目をやると血が流れる。
そうか…、長いこと生理が止まっていた。そして今この瞬間、私の中にできた命が消えていくんだ。
怖くて産婦人科にすら行けずそのままにしていた。
高校生の私でもわかる。自分の体に何が起こっていたのか。
館長の顔は今の私には全く思い出せない。記憶の中では、いつも顔だけぼんやりしている。