未知の世界5
「どうだ?その食事には慣れたか?」
お母さんが作ってくれた鮮やかなお弁当を広げていると、前には日替わり定食を手にした石川先生が座ろうとする。
『えぇ、薄味にもなれました。いろんなことに気を遣いますが、食べれるものが減ったというより、食べ方に注意するようになっただけなので、そんなに苦ではありません。』
「全部食べれるのか?」
『うーん…』
「食べろ…」
『…うぅーん…』
完食させるこもが目的で目の前にきたようだ。
日頃、あまり食欲がないことは、幸治さんから各主治医の先生に報告されてるようだ。
でも、こんなに大量の薬を食前、食間、食後に飲まなきゃならないなんて…。これだけでお腹いっぱいだよ。