未知の世界5
ガチャッ
スゴーーーーーーーーーー……
あぁ、いつもの機械が動き出している。
いつも思う。
壊れればいいのに……
「はいはい、かなちゃん。そんな冷たい目で見ないのっ。」
進藤先生が私を見て笑っている。
そんなこと言われてもな。
なんでまた、こんなにすごいメンバーの前で私は辛い思いをしないといけないのか…。考えたところで仕方のないことだって分かってるけど…。
進藤先生に吸入のマスクを渡され、渋々つける。
はぁ
『ゲホッ!スーハースーハーゲホゲホッ!スーハースーハー……』
たまに咳は出るけど、これならクリアかな。
と、進藤先生の顔と石川先生の顔を見上げる。
「そこまで酷くないね。今までの通院と自宅での吸入のせいかかな。リハビリも頑張ってたみたいだしね。」
と、言うことは…
『終わり、ですか?』
「は?こらから聴診。」
と幸治さんが少し怒ったような口調で言う。
じょ、冗談です…。怖いな…。
その後、結局聴診は来ていた先生方全員から受け、ようやく終わった…。
はぁ、疲れた。