未知の世界5
「あれ〜?かなちゃんじゃない。初日から楽しそうだねぇ。」
自販機前で石川先生と話していると、進藤先生と隣にはお父さんに幸治さん。
うわぁ。このメンバーは…。
「おい、顔に出てるぞ。もうちょっと隠せよ。」
幸治さんに突っ込まれる。
『だって、進藤先生にお父さんに幸治さんに…。見たらなんで来たか分かるもん…。』
「あ、言うの忘れてたぁ!」
突然石川先生が言い出す。
「一日置きに午後からは診察と吸入をするってこと!」
『ぇえっ!?!?!?』
聞いてないよぉ。
っていうか。
『ワザと言わなかったんじゃないですかぁ?』
「ソンナコトナイヨー。」
明らかにカタコト…。
「俺が言わないように頼んだんだ。じゃなきゃ今頃どこかに逃げてるだろ?」
う…またしても図星。
「ちゃんと素直に症状を言いましょうねー。」
石川先生も、ひどいなぁ。
「だいじょーぶ、だいじょーぶ。これから仕事をしていくかなちゃんの症状に、いち早く気づけるよう、あらかじめの診察って感じなだけだからさ。
すぐ終わるから。」
そうお父さんに言われ、不安いっぱいになって席を立った。
はぁ、これから診察に吸入かぁ。心の準備がなぁ。