先生に青春を取られたっていう話
  




「ふーん

お前でもそんな顔するんだな〜〜♩」


「うるさいな・・」


ちょっと・・

私何!?

今”ドキッ”って・・


男の免疫が無いからって

いくら何でもこんな大魔王なんかに・・



不覚だった




「こっちゃんはそーいう顔がいいよ」



「へ?」



「かわいいって言ったの。」



「大魔王なんかに言われても

嬉しくなんか1ミクロンのちーっっっとも!

嬉しく無いんだから!!」


静まれ!!


何ドキドキなんかしてるの?
私・・・



相手は大魔王だよ!?

ましてや今朝会ったばかりの教師。



「素直じゃ無いな〜


たくっ!


早く帰る仕度しろって」


「はいはい!
彼氏いない私は一人虚しくこの暗〜い夜道を歩いて帰りますよ〜だ!!」



「阿呆かお前は


送って行ってやるって言ってんだ。この俺様が!」


って言いながらマイカーのカーキーを右人差し指でぐるぐると回しながら見せた。








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