先生に青春を取られたっていう話



「先生!!彼女はいるんですか?」

と、女子生徒がいきなり俺に質問。

彼女か・・
どうしっかな、実際にはいね〜けど・・

「秘密。」


「「「え〜〜〜〜!!!」」」

女の声に混じって男の「つまんね〜の!」って声が教室中に響く。


うるせーな・・

櫻木って茶髪女はこんなに周りがキャーキャーワーワーすげーのによく寝れるな。

俺だったら無理。

と、どこか関心を持ってしまった。
俺、いきなりダメ教師だな。


「先生イケメンだね!!モテるでしょ〜」

まぁね〜♩

正直女に困ったことは1度だって無いし。
選びたい放題では合った。


今の自分はだいぶ落ち着いたな。

特定の女は作らない主義だし。

「やっぱ彼女いるよね!じゃないと、周りの女の人が黙ってないって!!」


と、男女が口々に言いだした。


「まっ!今日からよろしくな!」

と言って騒ぐ生徒たちに適当に流す。

時間もう後5分しか無えし!
櫻木起こすしかないな。

それしかない!

「櫻木〜〜!!」

俺は寝ている櫻木に声をかけた。

が、案の定起きやしない。


「おい、起きろ。茶髪女!!」

マジでこのクラス茶髪居ないのな…
櫻木だけがマロン色の柔らかい優しい茶髪

正直綺麗に染まってるなとか思ってしまった俺。


教師むいてないのかも、、



と、思っているうちに、その前に座っている美少女みたいな女・・・


え〜っと・・青柳 柚子がすかさず起こしにかかった。




「こっちゃん!!起きて!!」


と、青柳が起こすと、バッと威勢良く顔を上げた。



マホマホとかなんとか呟いている。寝ぼけてんな?こいつ!




「よう!は・じ・め・ま・し・て♩

佐久間先生が急遽産休に入って代わりにこのクラスを受け持つことになった

岡本だ!!

俺の自己紹介中寝てるなんていい度胸してるな?櫻木??


いや?こっちゃん?(笑)」



というと、


「いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

と、叫んだ櫻木。大丈夫か!?



「いやじゃねぇ。


なんだこのクソ失礼な茶髪JK。」




って言ったら、”お前のがだいぶ失礼だっ”って顔したんだよな。

この頃からハマってたのかもしれないな・・



そんなことを言ったら櫻木は、


”はぁ!?何!?超能力者!?”



って俺に言うんだもんな笑っちゃうよな。




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