先生に青春を取られたっていう話





「じゃあ、次からは早く来るんだな」

って言ったらまた顔つきが変わって


”次とかねーし!!”っていうような顔をしたんだよこいつ。


表情ほんっと豊か。

やっぱ、こいつ可愛いわ。
見てて飽きないっつーか・・・


って、俺さっきからおかしくね?



「もう大魔王の前では寝ないから」

またか


「ぶっ!!おまっ!大魔王って俺のことかよ」

わかってるけど
なんかからかいたくもなるな、こいつ


「あんたしかいないでしょーが!!!」

って櫻木も笑いながら言う

しかも、初対面の教師にこんな口聞けるの櫻木くらいじゃないか?

本当に口が悪い。



「大魔王じゃなくてかっこいい岡本先生だろ?」

って冗談のようで本当のことを言ったら

「・・・・」

何も言わずに睨んできたよこいつ


生意気



「その目やめろ!
なんか言えっての!!
かえって恥ずかしいっつーの!」

俺のが恥ずかしくなってどうするんだよ。

俺は吸っていたタバコを灰皿ではなく、持ち歩いている携帯用のポケット灰皿に押し込んだ。


照れ臭いこの状況から少しでも逃げたくて


動作を増やし、恥ずかしさを少しでも軽減させる作戦・・です。はい・・



いい年して、17のガキに若干振り回される26のおっさん。



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