召喚魔法失敗しました!?


あの一瞬で何が起こったの……?


すると羽を羽ばたかせる音を耳が捉えた。


はっと後ろを振り返るとウィリーがそこにいた。


ほっとして近づこうとしたけど、何か様子がおかしい。


ぎゅっと胸を掴んで心配しながらウィリーを見つめた。



「ウィリー……?」



ゆっくりと私に近づいてくる。


いつもなら安心するのに、なぜかウィリーが怖い。


一歩、また一歩と後ずさるけどウィリーはあっという間に私の横へ。



『邪魔者は失せろ』


「――え」



ギロッと睨む真っ赤に染まったその目はウィリーの目じゃない。


恐怖で体が動かなくなった。




< 183 / 277 >

この作品をシェア

pagetop