召喚魔法失敗しました!?
小さくため息をついてそっと瞼を開ける。
「ただのクラスメイトだよ……そんな大きな声出さないで。聞こえたらまずいから!」
小声でそう焦りを伝えてもウィリーは眉間にしわを寄せたまま、壁にもたれかかっていた。
その姿でさえも一枚の絵になりそうな美しさに少し怖くなる。
『それについては大丈夫だ。俺の魔法で音は漏れないようになってる。何も気にする必要もない』
「えっでもこの寮必要最低限以外の魔法発動すると警報なるようになって……」
『俺を誰だと思っている。そんな単純な魔法なんぞ俺の手にかかれば意味を成さない』
「はあ……」
そんなことしてまで言わなくてもって言おうとしたけど、また何か言われるだろうから口を閉じた。