召喚魔法失敗しました!?
ダメよ。
こいつは悪魔なのよ。
そんな簡単に心を許してどうするのよ。
『リーシェ』
「な、なに」
突然呼ばれた名前にドギマギしながらも、必死に冷静さを保つ。
こんな悪魔信用しちゃダメよ絶対。
キュッと私を包むウィリーの腕に微かに力が入る。
『か細いのは育つべき場所が育たぬ。もう少し肉をつけ――』
「こんのっどスケベ!!!!」
まったく!!!
なんなのよこの変態悪魔は!!
ドンと勢いよく頭突きをすると、ぐほッと変な声をあげて宙を舞うウィリーに思いっきり舌を出した。
やっぱり悪魔は悪魔でしかない。
より一層ガードを固くしなきゃダメだと胸に誓った。