召喚魔法失敗しました!?
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そんな困った奴は別な所でも私を困らせることになる。
実技の魔法演習でも、今までは全くできなくて追試まみれだったのにウィリーのせいで完璧にできるようになってしまった。
「リーシェさんあなたやればできるじゃない!これだったら応用だって簡単にできるようになるわよ」
習いたての氷魔法が一発で出来てしまった私を見て、嬉しそうに微笑みながら私を褒める先生。
クラスに浸透してきた存在のせいで、クラスメイトさえも私の力を見ておお……とざわめく。
先生、違うの。
これ実力じゃないの。
この肩にいる悪魔のせいなの。
勝ち誇った顔で私を見つめるウィリーを、睨むけど誰も気づく事はない。
こんな魔法私には使いこなせっこないよ……
先生が一番知ってるはずなのに。
追試常習犯の私が、こんな簡単に魔法を使うことに先生は疑問を抱くこともないの?
なんて言えるわけもなく、顔を引きつらせながらどうもとお礼を述べるしかできない。