全ては君が知っている






「──古宮さん、おはよ!」

「お、お、おはようっ!!」


私と城戸くんの挨拶のやり取りに、友達二人が驚きの目をした。



「ちょっと、安奈!!何で城戸と挨拶なんかしてんのよ!!」

友達の葛西結愛(カサイユウナ)が興奮気味で私に尋ねてくる。

「え……挨拶しちゃ駄目だった……?」

「違う違う!!昨日までそんな事無かったじゃない!
もしかして、何かあったの!?」

結愛は、私にとっては姉のような存在でいつでもクールなイメージだったのだが、今はまるで子供のように目を輝かせている。


すると、もう一人の友達と目が合う。
周藤陽太(スドウヒナタ)くん。
控えめだが、とても可愛らしい弟のような存在だ。

今は、この三人でよく過ごしている。


「あー……実は昨日色々あって……。」


私の言葉に、更に目を輝かせる結愛と、反対に少し表情を曇らせる陽太くん。




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