日向くんを本気にさせるには。



「我慢…しなくていいの…」


「……それ、本気で言ってんの?」


自分でもとんでもないこと言ってるってわかってる



「ほ、本気……だもん…っ」


だって他の女の子にできてわたしにできないなんて嫌なんだもん…


だから…



「……次は止められる自信ないよ。」


こくりと首を縦に振った



「はぁ…もー知らないから…」


そう呟いたあと
いろんなところにキスを落とす


おでこ、ほっぺ、唇に首筋に…


どこにキスされても身体が反応する


だけど、心のどこかで少しだけ怖いって気持ちがあって…


身体に力が入って強張る



「……怖い?」


どうやら日向くんにもわかってしまうくらい…みたい…


自分から覚悟決めたみたいなこと言ってて怖がるって…



「こ、怖く…ない…っ」


「……嘘つき。身体力入りすぎ。」

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