ドクターと恋を始めました。【完】
「琴音、ゆっくり深呼吸して。」
「っ、…ハァッハァッ」
見ていてもかなり辛そうだ。
深呼吸もなかなか落ち着いて出来ない。
とにかく、呼吸をしすぎる。
「……ん、っ…」
俺は、琴音の唇を塞いだ。
とにかく、ペーパーバックが来るまで。
多分、琴音の調子が戻った時怒られるかもしれないけど今は緊急時。
てか、部屋に1つもビニール袋がないのはどういう事だよ。
廊下から走る足音が聞こえた。
俺は、ゆっくりと唇を離した。
てか、やばっ…、未成年に手出しちゃった。
でも、一応呼吸はマシになった。
「海堂先生!ペーパーバックと発作止めです!」
看護師はペーパーバックを琴音の口に近づけて呼吸をさせている。
俺は琴音の腕に点滴をうった。
これで、一旦は落ち着くだろう。