ドクターと恋を始めました。【完】
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「おーい、愁?明日の8時からアッぺのオペあること覚えてるよな?」



と、尋ねてくるのは心臓外科の研修医の貴志 雄貴(キシ ユウキ) 先輩、歳は30で俺より2つ上だけど雄貴先輩は日本の大学はらしいからまだ研修医。


俺は高校の途中からアメリカに留学して先月までずっと向こうで勉強して来た。



「あ、…。」


「…だと思ったわ。何だっけ?ややこしい患者の主治医になったんだって?」


「UAPなんですけど、今のとこ治療もオペもお断りで死を待っている状態ですね。」



UAPは不安定狭心症のこと。



「え、年寄りの主治医になったの?」


「…17歳の女子高生です。」



と、俺が雄貴先輩に言った瞬間にコーヒーを飲んでいた雄貴先輩がむせた。



「…ッ、ゴホッゲホッ、、待て女子高生?」


「ちょっ、雄貴先輩…、汚いっすよ。
女子高生ですよ。……PTSD持ちの。」



確かに、俺の話を聞く限り


『死を待っている』というところを考えてみれば大体は老人だ。



「え?…PTSDってことは何かトラウマでもあったりするの?」


「ここからは、個人情報っすね。」


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