ドクターと恋を始めました。【完】
琴音side




ーー…



『千葉って、母ちゃん殺したんだろ?』


『えーっ、私、千葉さんと同じクラスやだぁ!殺されちゃうじゃん!』



このことを誰かに相談もできず、
先生達からも、信頼されず生きてきた。


家に帰ってからも、お父さんはいなかった。


帰って来るのは、いつも夜中で香水の匂いを漂わせて帰ってきた。


それまで、唯一頼れたのは母方の祖父。


おばあちゃんは小さい頃に亡くなったから。



『琴音は、なんも悪くないさ。悪いのは飲酒運転してた運転手だからな。』



そう、いつも言ってくれた。

でも、唯一大事にしてくれていた祖父は中学2年のとき病気で死んだ。


父方の祖父母は、あたしのことをあまりよく思ってないらしく父親の味方をする。



『あなたが死んで美佐さんが生きていれば、和彦が、女だらしくなることはなかったのよ!』


『全て、おまえのせいだ。』



もう、やめてよっ…、


あたしが、悪いってことは知ってる…、


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