ドクターと恋を始めました。【完】
『…っ、ごめんない 』
『謝るくらいなら、───ばいいのに。』
あたしは、どうして生まれてきたのだろう。
小さい頃から、愛されたいとだけ願い人と接するも周囲はあたし自身を嫌った。
生きる意味って何なの?
ーー
目を覚ますと誰もいない病室。
静かであたしは嫌い…。
愛してくれる人もいなければ
愛すべき人もいない。
「…帰ろう。」
腕に繋がっている点滴をとりスクールバッグからメモ帳を取り出し 、
〝帰ります。〟とだけ書いて制服に着替えた。
もう、これからこの病院に来ることもなければ海堂先生に会うこともない。
あとは、死を待つだけ。
ななちゃんや凪ちゃんには、迷惑ばかりかけていたから丁度いい機会。
「…先生、ありがとう。」