ドクターと恋を始めました。【完】
「こんな時間までどこか行ってたの?」
「…え、まぁ。」
それより、気になるのは凪ちゃんの隣にいてる人だった。
結構、年齢高いよね。
「凪の友達?…初めまして、兄の雄貴です。」
「えっと、千葉琴音です。」
「…えっ、琴音?……いや、それはないか。」
え?…へ?
「兄貴、こっちゃんのこと知ってんの?」
「…いや、ちょっとね〜。凪 先に帰ってもらっていいかな?」
「はぁ?…手出したりしないでね。
こっちゃん、身の危険を感じたらすぐに私に電話するんだよ?」
別に、身の危険も感じないんだけど。
凪ちゃんのお兄さんだし。
「あのさ、もしかしてUAPの子?…あ〜、じゃなくて不安定狭心症持ち?」
「…へ?」
なんで、この人知ってるの?
今日、知ったばかりの病気なのに。
「顔色も悪いし、何より病院の匂いがする。」
「…ち、違います。病院には行きましたがカウンセリングだけです。」
嘘をついた。
本当は、カウンセリングだけじゃないのに。
「カウンセリング?」
「少し、悩み事があっただけです。」