ミステリアスなユージーン
∴☆∴☆∴☆∴
週明け。
月曜日の朝は、いつもより早起きすると決めている。
週末の気だるい雰囲気を気合いで振りきる為だ。
二本早い電車はわりと空いていて、私はその時点で最初の早起きの醍醐味を味わう。
オフィスに着いたら着いたで賑やかなSD課の面々はまだ来ておらず、ガランとした部屋独特の雰囲気を独り占め出来る。
私はバッグをラックに置くと、ブレイクルームのドアを開けた。
月曜の朝はここで至福の時を味わうのが、私の儀式だ。
私はお湯を沸かすと小さな戸棚を開けた。
最高級のコーヒー豆が、ここで私を待っている。
のはずが。
ないんですけど。
なんで!?
その時、
「おはようございます」
ギクッとして振り返ると、佐渡君がそんな私を見ていた。
「あのさ、ここにあったコーヒー知らない?」
「一杯ずつお湯を注ぐヤツですか?小さな袋の」
「そうそれ」
「一時間前に飲みましたけど」
はっ?!
な、んだって?!
あれは私のヤツなんだけれどもっ!
思わず眉間にシワを寄せて、私は佐渡君を見上げた。
「あれ、私のなんだけど!」
すると彼は私の前まで歩を進めてペコッと頭を下げた。
「ご馳走様でした」
何がご馳走様じゃっ!ご馳走した覚えはないわっ!
週明け。
月曜日の朝は、いつもより早起きすると決めている。
週末の気だるい雰囲気を気合いで振りきる為だ。
二本早い電車はわりと空いていて、私はその時点で最初の早起きの醍醐味を味わう。
オフィスに着いたら着いたで賑やかなSD課の面々はまだ来ておらず、ガランとした部屋独特の雰囲気を独り占め出来る。
私はバッグをラックに置くと、ブレイクルームのドアを開けた。
月曜の朝はここで至福の時を味わうのが、私の儀式だ。
私はお湯を沸かすと小さな戸棚を開けた。
最高級のコーヒー豆が、ここで私を待っている。
のはずが。
ないんですけど。
なんで!?
その時、
「おはようございます」
ギクッとして振り返ると、佐渡君がそんな私を見ていた。
「あのさ、ここにあったコーヒー知らない?」
「一杯ずつお湯を注ぐヤツですか?小さな袋の」
「そうそれ」
「一時間前に飲みましたけど」
はっ?!
な、んだって?!
あれは私のヤツなんだけれどもっ!
思わず眉間にシワを寄せて、私は佐渡君を見上げた。
「あれ、私のなんだけど!」
すると彼は私の前まで歩を進めてペコッと頭を下げた。
「ご馳走様でした」
何がご馳走様じゃっ!ご馳走した覚えはないわっ!