空と君とダイヤモンドと
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たどり着いた大学講堂。
高校とは違う雰囲気にドキドキする。
とりあえず真ん中ぐらいの列の真ん中あたりを取ってみる。


うー。
一緒にここに進学した友達もいないしなぁ。

ほかの人たちは同じ高校から来た人とか、同じ寮の人でもいるのだろう。
ワイワイ話してる姿が見える。



──カタンッ



隣の椅子が動く。



「あっ」



横を見ると可愛らしい女の子がいた。


思わず声をあげてしまって恥ずかしい。



「よろしくお願いします」



あたしに気づいて彼女はにっこり笑う。



「あたし、赤嶺瑛梨奈です」


「あたしは杉元架純(スギモトカスミ)。よろしく」



あたしに手を差し出してくる。


「架純でいいかな?よろしく」



彼女の手を取る。

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