空と君とダイヤモンドと
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「あー!よかったね!」


「な?」



ワカとカフェに入って興奮を隠せず話す。



「最後ふたりが幸せそうに笑っててよかった」


「俺らもああなりそうだよな」


「うん。ワカの隣でならずっと笑ってられそう」



あたしが言うとふっと綺麗な顔で笑う。


ワカの顔はほんとに綺麗な顔立ちをしている。



「結局さ、入学してから俺らずっと一緒にいるんだよな」


「そうだね…」



付き合っていない去年もクリスマス一緒だった。
初詣も一緒だった。
今年も新年から一緒なんだろうな。



「俺、ずーっと瑛梨奈のこと好きだなぁ」


「ずっと思い続けてくれたから今がある」



ワカが途中で諦めてしまっていたら
いまあたしたちはこうしていない。
ワカが他のだれかといた未来があったのかもしれない。

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