空と君とダイヤモンドと
「もう塁さんのとこ行ったんすか?はえー」
俺を見ようとしないで冷蔵庫の中を物色してる。
「なにそんな軽い返事してんだよ」
ワカの肩を掴んでこっちを向かせる。
「なんすか…」
こっちを向かせたワカは軽い表情なんかじゃなかった。
「お前、もしかして…」
ありえるはずなんてなかった。
おかしいと思ってた。
あんなに瑛梨奈ちゃんのことを好きだったコイツが瑛梨奈ちゃんのことを好きじゃないなんて有り得ないと思った。
「もしかしてってなんすか?」
色のない目をして俺に聞き返す。
「ワカの狙い通りになんかしねーよ?」
「は?」
「俺は付き合う気なんて今はないよ」
こいつは俺と瑛梨奈ちゃんが付き合うために自分から身を引いていると。
さっきの顔を見てわかってしまった。
でも、どうみても瑛梨奈ちゃんが好きなのはもう俺じゃない。
自分に気持ちが向いてないのに付き合ったって意味ねぇよ。
俺を見ようとしないで冷蔵庫の中を物色してる。
「なにそんな軽い返事してんだよ」
ワカの肩を掴んでこっちを向かせる。
「なんすか…」
こっちを向かせたワカは軽い表情なんかじゃなかった。
「お前、もしかして…」
ありえるはずなんてなかった。
おかしいと思ってた。
あんなに瑛梨奈ちゃんのことを好きだったコイツが瑛梨奈ちゃんのことを好きじゃないなんて有り得ないと思った。
「もしかしてってなんすか?」
色のない目をして俺に聞き返す。
「ワカの狙い通りになんかしねーよ?」
「は?」
「俺は付き合う気なんて今はないよ」
こいつは俺と瑛梨奈ちゃんが付き合うために自分から身を引いていると。
さっきの顔を見てわかってしまった。
でも、どうみても瑛梨奈ちゃんが好きなのはもう俺じゃない。
自分に気持ちが向いてないのに付き合ったって意味ねぇよ。