【完】蜂蜜色のヒーロー。


御津くんがどうかしたの?


なんでそんなに焦ってるの?



「あー、俺ら用事あるんだった。その女にはもう、興味ねえから」



リーダー格っぽい金髪の、わかりやすい嘘に御津くんは「あっそ」と相槌を打って。


そそくさと退散しようとする3人に、「なあ」とややのんびりした声をかけた御津くんに、恐る恐る振り返った金髪。



「もう二度と、妃莉に手ぇ出すんじゃねえ」


「は、はい……っ!」


「次なんかやったら、命ねーと思え」


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