冷徹侯爵の籠の鳥~ウブな令嬢は一途な愛に囚われる~
炉の扉が閉められるのを見ていられず、フロイラは身を翻した。
止めなければ、あそこへ———
が、クラウスに強い力で腕を掴まれ引き止められる。
「放してくださいっ」
振りほどこうと、身をもがく。
拘束は解けることはなく、逆に身体に腕を回され、彼の腕の中に閉じ込められる。
「放してっ! 放してぇーーー!」
泣き叫び、こぶしで彼の胸を叩く。淑女としての慎みなどどこかへ消え去った。
「無駄だ、もう燃えてる」
クラウスの声が、どこまでも残酷に冷ややかに届く。
「イヤーーーーーーッ!!」
泣き崩れようにも、彼の腕の中ではそれも叶わない。
どころか、背や頭の後ろをしっかり押さえられ、不本意ながら彼の胸に顔をうずめて泣いている格好だ。
「・・はな・・して」
涙まじりの願いは、受け入れられることはなかった。
止めなければ、あそこへ———
が、クラウスに強い力で腕を掴まれ引き止められる。
「放してくださいっ」
振りほどこうと、身をもがく。
拘束は解けることはなく、逆に身体に腕を回され、彼の腕の中に閉じ込められる。
「放してっ! 放してぇーーー!」
泣き叫び、こぶしで彼の胸を叩く。淑女としての慎みなどどこかへ消え去った。
「無駄だ、もう燃えてる」
クラウスの声が、どこまでも残酷に冷ややかに届く。
「イヤーーーーーーッ!!」
泣き崩れようにも、彼の腕の中ではそれも叶わない。
どころか、背や頭の後ろをしっかり押さえられ、不本意ながら彼の胸に顔をうずめて泣いている格好だ。
「・・はな・・して」
涙まじりの願いは、受け入れられることはなかった。