お見合い相手は冷血上司!?

 刺すような朝日に照らされて目を覚ますと、空になったベッドを見つめ、薄笑みを浮かべる。
 部屋に、課長の姿はない。
 私はいつの間にか彼に寄りかかったまま、眠ってしまったようだ。

 髪に微かに残る爽やかな香りを感じ、それだけで私は、彼がすぐそばにいるような温もりを思い出す。

「やっぱり起こしてくれなかったか」

 窓の外を眺めると、白みがかった空には一筋の飛行機雲が線を引いていた。

 私はそれが青に溶けるまで、ずっと眺めていた。
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