お見合い相手は冷血上司!?
「おはよう鈴原さん」
「木津主任。おはようございます」
「あれ? スッキリした顔してるね! ここのところあのCMの件でずっと忙しくて休日出勤も多かったし、ようやくゆっくり休日を過ごせたのかな?」
私の返事も聞かず、『よかったよかった』とデスクに向かう木津主任。
……なんというか、さすが木津主任。の一言に限る。
デスクで一息つく間もなく、会議に必要な資料と人数分の紙コップを持って、隣のフロアにある会議室へと向かった。
今日は新しいプロジェクトに向けての大事な会議で、クライアントは二十代女性に人気を誇る国内化粧品メーカーだ。
ここの化粧品、肌に優しいし、パッケージが宝石のようでとにかく可愛いんだよね。
資料に目を通しながら廊下を歩いていると、遠くの方から聞こえてくる軽快な足音。
ふと手元から顔を上げると、ドキリ、と心臓の鼓動が大きくなった。
するとこちらに向かっていた人物も私に気付いたのか、ゆっくりとその足を止める。
「木津主任。おはようございます」
「あれ? スッキリした顔してるね! ここのところあのCMの件でずっと忙しくて休日出勤も多かったし、ようやくゆっくり休日を過ごせたのかな?」
私の返事も聞かず、『よかったよかった』とデスクに向かう木津主任。
……なんというか、さすが木津主任。の一言に限る。
デスクで一息つく間もなく、会議に必要な資料と人数分の紙コップを持って、隣のフロアにある会議室へと向かった。
今日は新しいプロジェクトに向けての大事な会議で、クライアントは二十代女性に人気を誇る国内化粧品メーカーだ。
ここの化粧品、肌に優しいし、パッケージが宝石のようでとにかく可愛いんだよね。
資料に目を通しながら廊下を歩いていると、遠くの方から聞こえてくる軽快な足音。
ふと手元から顔を上げると、ドキリ、と心臓の鼓動が大きくなった。
するとこちらに向かっていた人物も私に気付いたのか、ゆっくりとその足を止める。