お見合い相手は冷血上司!?
「あれ? 課長……あれは何でしょうか?」
広がる花々に囲まれた、ポツリと立つログハウスのような建物。
「あぁ、あれは土産店らしい」
んっ、とパンフレットを差し出す課長は、デジタルカメラを取り出し、資料用に使用する写真を撮影し始めた。
私も慌てて、隣で花の種類や装飾品の雰囲気をメモしていく。
お土産店か……。
広がる景色にも違和感なく存在しているそれは、むしろ周りの景色の良さを助長しているようで素敵だ。
特に女性や子供なら、一度は入ってみたいと思わせられると思う。
「行きたいのか?」
「いえ! 大丈夫です。それに、仕事中ですから」
顔の前で手を振って否定すると、彼は無表情でこちらを見つめた。
ジッと注がれる視線に耐えられなくなって目を逸らすけれど、彼は一向に視線を逸らそうとしない。
な、何……? 私、変なこと言ってないよね? 怖い。
広がる花々に囲まれた、ポツリと立つログハウスのような建物。
「あぁ、あれは土産店らしい」
んっ、とパンフレットを差し出す課長は、デジタルカメラを取り出し、資料用に使用する写真を撮影し始めた。
私も慌てて、隣で花の種類や装飾品の雰囲気をメモしていく。
お土産店か……。
広がる景色にも違和感なく存在しているそれは、むしろ周りの景色の良さを助長しているようで素敵だ。
特に女性や子供なら、一度は入ってみたいと思わせられると思う。
「行きたいのか?」
「いえ! 大丈夫です。それに、仕事中ですから」
顔の前で手を振って否定すると、彼は無表情でこちらを見つめた。
ジッと注がれる視線に耐えられなくなって目を逸らすけれど、彼は一向に視線を逸らそうとしない。
な、何……? 私、変なこと言ってないよね? 怖い。