「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
キルクークは、扉の戸締りを再び繰り返しながらソファーにいるローレルを振り返った。

あれほど気丈で堂々としたローレルを見たことはなかった。

王子として・・育った「おかげ」か・・皮肉なものだな。

「ローレル、すまなかったな。」

「・・え?」

「部屋の中をしっかり確認するのは俺の仕事なのに・・余計な不安を与えた。」

本当に、、、あり得ないミスだ。。

ローレルはため息混じりに時計に視線を向けた。

もうすぐ・・12時だ。

「もういいよ、僕も・・。」

僕も(浮かれてる部分があったのかもしれない)なんて言葉は絶対に口が裂けても言わないけど・・。

キルクークが自分のことを好きだと言ってくれることが・・・やっぱりどこか嬉しくもあったんだ。。。




・・理解者は、、キルクーク、、だけ

だし・・
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