「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
キルクークの顔が近い。

その息が耳元にかかるのを感じて、ローレルは後ずさった。

「そんな・・相手。。」

「いない、と?残酷な方だ。私の想いをお捨てになるのですか?」

・・・

キルクークはまるで物語の中でしか聞いたことのないようなキザな言葉を次から次へと繰り出して来る。

本で読んでたら、こんな男いるわけがない、実際いたら気持ち悪いに決まってると思ってたけど・・・

なんか・・どうしようもなく・・

照れる。。

「俺を異性として見ることはやはりできないと?」

「いや!・・あ、いや、えっと。」

思わずすぐに否定してしまったことに自分自身戸惑いが隠せない。

どういうことだ・・?

やっぱり僕は・・
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