「王女さまは男のコ?!〜両刀使いの執事は××〜
「では御心を決めてください。」

ええええ

だって・・でも・・だって・・

そんな・・

17歳になったばかりでもう結婚?

まだ恋も愛もしたことがないのに・・

誰かを狂おしいほど想ったり、想われたり・・

キルクークとばチリと目が合って、ローレルはドキンと胸を弾ませた。

(想われたり・・)

胸に手を当てて、その瞳を見つめたまま身じろぐ。

(想った・・り・・)

「愛してる・・ローレル、俺のフェアリー。」

「はっ、ずかしい・・こと言うなっよ・・。」

「何も恥ずかしくなどありませんよ。俺は事実しか言ってない。」

もうっ

もうっっ

キルクークは恥じらうローレルの手を手に取り言った。

「良いですね?」
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